お金を借りる時には身分証明書の提出が必要、というのはあなたも一般常識で理解できるでしょう。



問題はどの身分確認資料を提出するかで「マイナンバー・個人番号カードでのいいのか?」という点が気になることもあるかと思います。


あるいは、「マイナンバーを提出したいけど、会社や家族に個人番号が原因で借り入れがバレるかもしれない」という不安を抱えているかも知れません。



この記事ではこれらの疑問についてまとめていきます。



お金を借りるにはマイナンバーも使えるが、他の身分証明書でもいい





お金を借りる時に提出する本人証明書類として、マイナンバー(個人番号カード)は有効です。



有効でない貸金業者・カードローン会社などもありますが、基本的には使えることが多いと思ってください。



そして、マイナンバーは「使える」というだけであり「必ず提出しなければいけない」というものではありません。


本人確認資料自体は必要ですが、マイナンバーでなくてもいいということです。



  • 各種健康保険証
  • パスポート
  • 運転免許証
  • 運転経歴証明書


これらの代表的な身分証明書を提出すればいいということですね。



その他のマイナーな身分確認資料としては、下のようなものも使えます。



  • 外国人登録証明書
  • 在留カード
  • 印鑑証明書


外国人登録証明書・在留カードについては、もちろん外国人や在日韓国人・中国人などの方のみです。



何はともあれ、このように多数認められている身分確認資料のうちの一つとしてマイナンバーがあるだけなので、必ず個人番号カードを提出しなければいけない、ということはありません。


個人番号カードを提出すると、キャッシングが家族・会社にバレる?



個人番号カード(マイナンバー)は、あらゆる個人情報が共有されるというイメージがあるでしょう。



そのため、インターネット上の書き込みを見ていると「マイナンバーをキャッシング審査で提出すると、家族や会社に借り入れがバレるのではないか?」という危惧をしているユーザーが多いことがわかります。



しかし、マイナンバーの提出でキャッシングがバレることはないので安心して下さい。


そもそも、マイナンバーは税務署・国税庁の一部の担当者のみが、それを使ってその国民の納税に関する情報を調べることができるだけです。



  • 銀行やキャッシング業者も含めて、私企業の人間は何も情報をつかめない
  • 国税庁の職員でも掴める情報は「納税に関することのみ」


上記のようなポイントを理解すれば「マイナンバーで借金がバレることはない」と納得できるでしょう。



特に「借り入れが第三者にばれないようにする」というのは、貸金業法・銀行法で定められている貸金業者の義務でもあります。


金融庁が貸金業法・銀行法や割賦販売法によって「借り入れがバレないようにしなさい」と定めているわけですから、マイナンバーによってそのルールが侵されるはずもないのです。



お金を借りる時の本人確認書類として、マイナンバーが必要になるケース



お金を借りる時に提出する本人確認資料として、マイナンバーが必要になることはありません。



ここまで書いてきた通り、何らかの身分確認資料は必要ですが、マイナンバーでなければいけないということはないのです。


ただ、これは私も一時期そうでしたが「現住所と記載住所が一致している身分証明書がマイナンバーしかない」というケースは、申込者によってはあるはずです。



運転免許証やパスポートの住所は、引っ越してもそのままにしているということが意外と多いかと思います。



これに対して、最近引っ越した私の経験からいうと、マイナンバーは住民票を移す手続きをする時、同時に提出を求められます。


そして、その場で役所の人によって記載住所が変更されるので、「意外と一番最新の住所が記載されやすい身分証明書」なのです。



このように「記載住所と実際に住んでいる住所が一致している身分確認資料がマイナンバーしかない」という時には、マイナンバーの提出が一番便利ということはあります。



しかし、この場合も「記載住所が違うなら、公共料金の領収書など現住所が書かれている書類を添付すればいい」というシステムがあるので、この点も知っておくといいでしょう。


カードローンの審査でマイナンバーを提出する時の注意点



カードローンの審査の身分証明書としてマイナンバーを提出する時には一つ注意点があります。



それは「マイナンバーが見えないように黒塗りなどで隠す」ということです。


「マイナンバーが見えなければ意味がないのでは?」と思うかも知れませんが、マイナンバー(個人番号)がわかってしまうと、いろいろ悪用できるのです。



そのため「個人番号カードを持っている」ということだけわかるようにし、番号の数字自体は隠して提出するわけです。



私は消費者金融で働いていましたが、やはりその勤務先のキャッシング業者でも、「マイナンバーを提出する時は個人番号を隠してください」ということを、申込者に対して徹底していました。


大手の消費者金融ではプロミスの公式サイトなどにも、そのような注意書きがされています。



これからお金を借りようとする時、身分証明書としてマイナンバーを提出する予定であれば、ぜひこの点に注意してください。



お金を借りるならマイナンバー以外の本人確認資料を提出した方がいい?





お金を借りる時の審査の身分証明書としては、一番いいのは「運転免許証」です。



運転免許証はあらゆる借入審査で一番信用される身分確認資料であり、クレジットカードの審査項目などでも「運転免許証の有無・番号」を記載する欄があります。


すべてのクレジットカードがそうとは限りませんが、少なくとも私が最近申し込んだ「Amazonマスターカード」の審査ではありました。



そのため、もし運転免許証を持っていて、現住所と記載住所が一致しているのであれば、運転免許証を提出するのがいいでしょう。



高齢者の方など、すでに運転免許証を返納している場合は、もちろん運転経歴証明書でも同じなのでOKです。


運転免許証がキャッシング審査でもっとも信用されるのは、下のような理由からです。



  • 保険証と違って顔写真がある
  • パスポートと違い、紛失・盗難が起きた時に気づきやすい
  • 末尾の番号で紛失再発行の回数がわかる
  • 運転免許証がある人の方が就職・転職をしやすく、返済不能になりにくい


2つ目の「紛失・盗難」については「なりすましのリスクが低い」ということです。



パスポートなど普段めったに触らない身分証明書だと、誰かに盗まれてその犯人が勝手にキャッシング審査に申し込んでいても気づかないですからね。


その点、運転免許証は紛失した時に気づきやすいので、そうしたリスクが低くなるわけです。



銀行カードローンや消費者金融の側も「確実に本人が申し込んでいる可能性が高い」と安心できるわけです。



このような理由から運転免許証が一番信用される身分証明書なので、運転免許証があるなら、ぜひマイナンバーよりこちらを選ぶようにしましょう。



お金を借りるためにマイナンバーを提出するメリット・デメリット





お金を借りる審査でマイナンバーを提出するメリットは「他に身分証明書がない時に役立つ」という点です。



デメリットは「個人番号を隠す作業が少し面倒」ということでしょう。


また、デメリットというほどではありませんが、上に書いた理由で「運転免許証・運転経歴証明書があるならそちらの方がいい」ということも指摘できます。



個人番号を隠す作業にしてもそれほど大変なものではないので、キャッシング審査でマイナンバーを提出することについて、大きなデメリットはないと思って下さい。



ただ、これは「普通の人」の話であり、特殊な申込者の場合は大きな注意点もあります。



それは「生活保護を受けている人がカードローンでお金を借りようとすると、マイナンバーによって生活保護受給者であることがバレてしまう」という点です。


カードローン業者やクレジット会社側にバレるというだけではなく、生活保護を出している役所にも「借金をしようとしている」ことがバレてしまいます。



当然ですが、生活保護を受けながらカードローンなどでお金を借りることはできません。


このあたりの知識は下の記事でも詳しくまとめているので、よろしければ参考にしてみてください。



このような特殊なケースを除外すれば、マイナンバーをキャッシング審査の身分確認資料として提出することについて、デメリットは特にありません。



マイナンバーに限らず、どんな身分証明書を提出するかというのはそれほど重要な問題ではないので、気軽に考えるようにしてください。