
ゴールドカードは、特に社会人であれば1枚は持っておきたいものです。
オリコカードはゴールドのラインナップが多いため、自分のニーズに合ったカードを探しやすくなっています。
ここでは、オリコカードのゴールドについて解説していきましょう。
オリコカード・ゴールドの全種類一覧

まず、オリコのゴールドカードの全種類を一覧にすると下のようになります。
- オリコカードザポイント・ゴールド
- The Gold(ザ・ゴールド)
- Gold UPty(ゴールド・アプティ)
- i Gold(アイゴールド)
- Premium Gold(プレミアムゴールド)
- オリコビジネスカードGold(ゴールド)
- EX GOLD for Biz S iD×QUICPay
- EX GOLD for Biz M iD×QUICPay
それぞれの特徴を簡単に説明すると、1つ目の「オリコカードザポイント」は、オリコカードの中でポイント還元率が最も高いものです。
オリコカードの中だけでなく、すべてのクレジットカードの中でトップレベルと評価されています。
2つ目のThe Goldは、名前は平凡ですが、他の多くのゴールドカードよりランクが高いものです。
年会費は1万円で、たとえばゴールドアプティの5000円などと比較して2倍となっています。
年会費がやや高めの分、保証内容が手厚くなっているのがメリットです。
3つ目の「ゴールドアプティ」は、リボルビング払い専用のカードとなっています。
「ゴールドカードなのにリボ払い専用」というのは、意外と珍しく貴重なカードです。
4つ目の「アイゴールド」は、20歳から持てる若年層向けのゴールドカードとなっています。
「まだ20歳になったばかりだけど、ゴールドカードを持ってみたい」という人におすすめです。
5つ目の「プレミアムゴールド」は、年会費が格安で電子マネーが便利な「実用性重視のゴールドカード」といえます。
年会費は1950円と、オリコカード以外の他社も含めたすべてのクレジットカードの中で、特に安い部類です。
見た目は普通のゴールドカードとの違いがまったくわからないので「見た目の体裁を整えたい」という人におすすめといえるでしょう。
6つ目の「オリコビジネスカード・ゴールド」は、文字通りビジネス用のカードです。
法人専用で、空港ラウンジサービスが付帯しています。
7つ目の「EX GOLD for Biz S iD×QUICPay」は、個人事業主専用のゴールドカードです。
読み方が難しいですが「エグゼクティブゴールド・フォービズエス・アイディ・クイックペイ」といいます。
8つ目の「EX GOLD for Biz M iD×QUICPay」は、上のカードの「S」が「M」に変わったものです。
Sの方は「個人事業主専用」ですが、Mの方は「法人代表者専用」となっています。
「法人専用」との違いは「社長しか持てない」ということです。
法人専用のカードは、その会社の社員も発行できるということですね。
このように、オリコカードのゴールドのラインナップは非常に豊富です。
これら8種類の中から、きっと希望通りの一枚が見つかるでしょう。
各カードの違い
上の段落では、各ゴールドカードの特徴を解説してきました。
しかし「もっと短い言葉で、違いだけを一覧で見たい」というニーズもあるでしょう。
そのため、違いだけをまとめると下のようになります。
- オリコカードザポイント・ゴールド…高還元率
- The Gold…保障重視
- Gold UPty…リボ払い専用
- i Gold…若者用(20歳から)
- Premium Gold…年会費格安
- オリコビジネスカードGold…法人用(社員もOK)
- EX GOLD for Biz S iD×QUICPay…個人事業主専用
- EX GOLD for Biz M iD×QUICPay…法人代表者専用(社長のみ)
それぞれ、対象やコンセプトが明確になっていることがわかるでしょう。
なお、一番おすすめのカードはオリコカードザポイントのゴールドですが、オリコのポイントの貯め方などは下の記事で解説しています。
オリコカードのポイントの使い方・貯め方は?3つのメリットを解説
ゴールドのメリット
オリコカードでゴールドに切り替えるメリットは何か、という点も気になるでしょう。
主なメリットを箇条書きすると、下記の通りです。
- カードによってはポイント還元率が高くなる
- 利用可能枠が大きくなる
- オリコカードからの信用度が上がる
- 決済時の見た目がいい
- 海外旅行傷害保険の補償が手厚くなる
- カードによっては空港ラウンジサービスが付帯する
- その他、ゴールドカードのみの優待がある
特にかなりの確率で得られるメリットは「限度額が大きくなる」ことです。
ゴールドにして限度額を上げないのは、その利用者に対して失礼に当たるため、ほとんどのクレジット会社はある程度の増額をしてくれます。
「今のオリコカードの借入枠を増やしたい」と思っている場合、この点でゴールドカードに切り替えるメリットが大きいでしょう。
オリコカードからの信用度については「我が社に対して高い年会費を払い、多く使う気持ちを示してくれている」ということで、良い印象を持ってもらえます。
こうしたいい印象を長年積み上げていると、それは個人信用情報とはまた別のクレジットヒストリーとして生きてくるものです。
決済時の見た目については、一般カードよりゴールドカードの方がいいのは言うまでもないでしょう。
ゴールドカードは安倍首相も使っていることで有名になりましたが、総理大臣が使うレベルなので、どこで使ってもまったく恥ずかしくないといえます。
その他、海外旅行や国内旅行の損害保険の補償はほとんどのカードで手厚くなるのがメリットです。
法人専用カードなどは空港ラウンジサービスも付きます。
このように、オリコカードでもゴールドホルダーになるメリットは多くあると理解してください。
空港ラウンジを使えるカード
オリコカードのゴールドで、空港ラウンジを使えるのは下の4種類です。
- The Gold
- ゴールドアプティ
- オリコビジネスカード・ゴールド
- EX GOLD for Biz(会員限定)
最後の「会員限定」というのは、カード発行とは別に会員登録も必要になるということです。
4種類のうち半分は事業用で、半分は個人用となっています。
個人として使う場合は、The Goldかゴールドアプティを使いましょう。
そして、ビジネス用として使う場合は、ビジネスカード・ゴールドかEX GOLD for Biz、という風に使い分けるのが便利です。
利用できる空港ラウンジは、国内の主要空港すべてと、韓国・ハワイの空港です。
- 韓国…インチョン国際空港
- ハワイ…ダニエル・K・イノウエ国際空港
インチョン国際空港は日本人にとっても身近な空港の一つなので、あなたも知っているかもしれません。
ハワイの方は、新しくこの名前になってから歴史が浅いので、いまいちピンと来ないこともあるでしょう。
以前の名前は「ホノルル国際空港」ですが、これならピンとくるかと思います。
ハワイの玄関となる空港に日系人の名前が付いていることは日本人としては喜ばしいことです。
何はともあれ、このように国内の空港と韓国・ハワイの空港のラウンジを、オリコカードのゴールドなら利用できます。
ゴールドでいくら買い物すれば、年会費の元を取れる?

オリコカードのゴールドでも「損益分岐点」は気になるところでしょう。
5000円や1万円などの年会費を払って、いくら買い物すれば元を取れるかということですね。
これはゴールドカードの種類によりますが、一番元を取りやすいのは「プレミアムゴールド」です。
年会費が2000円で、ポイント還元率が常時1.0%なので、20万円程度使えば元を取れます。
正確には年会費は1950円ですが、ほぼ2000円と考えると上のようになるということです。
私が思うに、年間20万円なら社会人は誰でもクリアできるでしょう。
電気代・携帯料金を合わせるだけで年間20万円を超えるケースも多いはずです。
これでも超えないという場合、食料品の買い物まで入れれば間違いなく超えるでしょう。
もっと年会費が高いゴールドカードの場合も「年会費×1.0%」をすれば、大体の損益分岐点が出ます。
たとえば年会費が1万円の「The Gold」なら、年間100万円買い物すればいいということです。
これは少々ハードルが高く感じられるかも知れませんが、パソコンの買い替えなどをするとクリアできるでしょう。
もちろん、無理にクリアする必要はないので、元を取りたい場合は「プレミアムゴールド」にするのがいいかと思います。
一般カードからの変更方法

あなたが現時点ですでにオリコの一般カードを持っているなら、ゴールドカードへの変更・切り替えの方法が気になるでしょう。
結論を書くと、先に一般カードを解約してから申し込むのがいいといえます。
クレジットカードの中には「一般カードをそのままグレードアップしてゴールドにする」というものも多くあるものです。
しかし、オリコカードでは一般カードもゴールドカードもそれぞれ別の商品として扱われています。
そのため「一般カード・ゴールドカードを両方所有する」ことも可能です。
ただ、これだと合計の借入枠が大きくなってしまうため、一般カードの借入枠が大きいとゴールドの審査に落ちる可能性があります。
この理由で、一般カードを先に解約しておく方が確実ということです。
オリコカードの解約は電話からできますが、大抵解約の理由を聞かれます。
このとき「ゴールドカードに切り替えたいから」といえば、可能であればそのまま手続きをしてくれることもあるでしょう。
また、そのまま手続きができなくても、ただの解約よりはオリコカードの印象がいいため、ゴールドカードの審査も通りやすくなると考えられます。
これからゴールドカードに切り替えしたいという場合は、ぜひこの方法を試してみてください。