
現時点でオリコカードを使っている場合、何らかの理由で解約したいということもあるでしょう。
オリコカードの解約や退会については、知っておくべきポイントが3つあります。
ここではそれらのポイントを解説していきましょう。
オリコカードの解約に関する3つのポイント

オリコカードの解約に関しては、下の3つのポイントが挙げられます。
- 本人カードの解約方法
- 家族カードやETCカードの退会方法
- 脱会・解約した後の支払い方法
以下、これらの点について解説していきます。
基本の解約方法
オリコカードを解約するためには「脱会届」を提出する必要があります。
脱会届はオリコカードの公式サイトからダウンロード可能です。
あるいは、資料請求申し込みフォームからオリコカードに請求し、郵送で送ってもらいます。
しかし、私が思うに、最初からダウンロードして印刷する方が早いので、パソコンがある場合にはこちらがおすすめです。
プリンターなどの印刷する機械がないという場合も、データをUSBメモリなどに入れてコンビニに持っていけば、コンビニで印刷できます。
USBメモリがない場合も、クラウドからコンビニのコピーマシンにデータを送る方法もあります。
これはセブンイレブンのネットプリントなど、それぞれのコンビニエンスストアで提供されているサービスなので、ぜひ利用してみて下さい。
何はともあれ、そうして脱会届を印刷したら、記入してオリコカードに郵送します。
脱会届がオリコカードに届いてから、あちらで解約手続き処理をしてくれる流れです。
その処理手続きが終わったら退会完了となります。
大体、脱会届を投函してから1週間あるいは10日程度で解約完了となるのが日数の目安です。
解約手続きをした後は、忘れずに手元にあるオリコカードを、ハサミで切って処分するようにしてください。
どの道使えないので問題はありませんが、万が一にも不正利用されるリスクを避けるためです。
あるいは、自分で間違えて「解約したオリコカードを使ってしまう」ということを避けるためにも、ハサミを入れて処分しておくことは大切です。
なお、脱会届に手書きで記入するのが面倒という場合「PDFに直接入力するソフト」もあります。
これは数千円程度の有料のものが多いですが、最近は無料のものもあるようです。
手書きで書類を書くのが苦手な場合は、こうしたソフトも使ってみるといいでしょう。
家族カード・ETCカードの場合
家族会員カードやETCカードなど、関連するカードを解約するやり方も、オリコカードでは本人カードと共通となっています。
やり方についても、解約にかかる日数についても、すべて本人カードと同じです。
気になるのは、家族カードを解約すると本カードに影響が出るかということでしょう。
この点についてはケースバイケースなので断言はできませんが、少し影響が出るはずです。
というのは、家族カードというのはクレジットカード会社にとっては「友達紹介」のようなものです。
正確には友達紹介ではなく家族紹介ですが、要は「新たな会員を紹介してくれた」といえます。
その会員が退会してしまうわけですから、本カード会員の「紹介力が弱まった」ともいえるでしょう。
つまり、クレジットスコアが若干下がるわけです。
下がるといっても悪くなるわけではなく、これまでの「かなり良い状態」から「まあまあ良い状態」に変わる程度となります。
要はそれほど気にする必要はないということです。
解約した後の支払い
オリコカードを解約した後でも、まだ支払い残高が残っている場合は、そのまま支払いを続けます。
解約した後でもリボルビング払い(リボ払い)ができるかどうかは、契約内容や状況によるものです。
たとえば度重なる延滞・滞納によって強制解約になったという状態では、一括返済を迫られることが多いでしょう。
自主的に解約した場合は、リボ払いがそのまま認められることも多いものです。
逆に「自主的に全額返済をしたい」という場合は、もちろんできます。
この時はオリコカードに連絡するようにしましょう。
オリコカードに問い合わせして返済用口座の番号などを教えてもらうことで、一括返済が可能になります。
オリコカードの問い合わせ用電話番号については、公式サイトをチェックしてみて下さい。
オリコカードで家賃支払いをしていると解約できない?

最近はクレジットカードで家賃の支払いもできるようになりました。
オリコカードで家賃の支払いをしているということもあるかもしれません。
この場合は、オリコカードの解約ができない可能性があります。
理由は、オリコカードが保証会社になっているからです。
オリコカードは「住まいるアルファ」「住まいるパートナー」というサービスを提供しています。
これらは、不動産の管理会社にかわって、オリコカードが家賃を集金するものです。
オリコカードで家賃を支払っているということは、このサービスを利用しているといえます。
そして、その状態でオリコカードを解約するということは、家賃を徴収する会社がなくなるということです。
マンションやアパートの管理会社としては、当然困るでしょう。
それでは賃貸契約の内容が変わってしまうので、解約できないか再度別の賃貸契約を結ぶ必要があります。
どうしてもオリコカードを解約したいということであれば、別の賃貸契約を締結して、新たにスタートすればいいでしょう。
しかし、賃貸契約を経験したことがあればわかるでしょうが、これは非常に煩雑です。
よほど解約したい理由がなければ、そのままオリコカードで家賃・共益費を払い続ける方が良いかと思います。
年会費請求月の前月末までに解約しよう

オリコカードの中には、Orico Card THE POINTのように年会費無料のものも多くあります。
しかし、中には年会費がかかるものもあるでしょう。
特にプラチナカードなどは年会費が2万円以上もかかります。
それでたくさん使うならいいですが、ほとんど使わないという場合には解約したいと思うことも多いでしょう。
このとき、解約するタイミングによっては年会費の請求が発生してしまうので注意が必要です。
オリコカードの解約で年会費が発生しないタイミングは、「請求月の前月末まで」となっています。
たとえば年会費が4月に請求されるなら、その前月は3月なので、3月30日あたりまでに解約するということです。
これを忘れていて4月1日になってしまうと、そこで解約しても年会費は支払うことになります。
特にプラチナカードなど、年会費が高額なクレジットカードを利用している場合は、この差は大きいものです。
年会費を支払わずにオリコカードを解約したいという場合は、このタイミングに注意するようにしてください。
むしろ、忘れないうちに「解約しよう」と思った日にそのまま解約する方がいいでしょう。