ネット銀行は、365日何時でも何処で利用できる反面、実体店舗が無いので不便を感じることもありますよね。

そこで紹介したい、絶妙の組合わせがあります。

それはネット銀行大手の楽天銀行と、実体店舗数が最大のゆうちょ銀行を一緒に利用することです。

二つの銀行を一緒に使えば大変便利でお得なので、その活用方法を紹介しましょう。

楽天銀行とゆうちょの組合わせが最強の理由

まず最初に楽天銀行とゆうちょ銀行の組合わせが最強の理由、手数料がどれだけ得になるかを中心に見てみましょう。

簡単な手続きだけで、一体活用

二つの銀行を連携する手続きをする前に、必ず楽天銀行の「ハッピープログラム」にエントリーしておきましょう。

「ハッピープログラム」は、楽天銀行の利用者向け優遇プログラムです。

エントリーするだけで、各種取引をする度に楽天スーパーポイントが貯まるようになります。

貯まった楽天スーパーポイントは、振込手数料に利用したり、デビットカードの支払いに使ったりできます。

プログラムには、預金残高や前月の取引実績により5段階のステージが設定されていて、ATM手数料が最大7回/月、振込み手数料が最大3回/月まで無料になります。

さてここからが2行連携への手続きについての説明です。

具体的には、楽天銀行の「ゆうちょ銀行本人名義口座からの入金サービスの登録申込」をします。

ゆうちょ銀行の通帳を用意して、楽天銀行口座にログイン後「My Account」→「入金方法」→「ゆうちょ銀行から入金する」という手順で進み、ゆうちょ銀行口座情報の登録を行います。

この手続きでは、ゆうちょ銀行側で何もする必要はありません。

しばらくすると「自動払込利用申込書」が送付されて来ますので、それにゆうちょ銀行口座の届印を捺印して返送すると、数週間で設定が完了します。

少し面倒ですが、今後の大きなメリットのためと思って、速やかに手続きをしましょう。

ここでの注意点は、ゆうちょ銀行口座の届出印で捺印することと、手続き完了までに約一ヶ月かかるということです。

手数料の節約効果が抜群に良い

実体店舗や専用ATMがないネット銀行で現金を扱う場合は、コンビニエンスストアのATMなどを使って出入金することになります。

その際気になるのが利用の度に支払う手数料ですが、楽天銀行に限らずあまり安くはありません。

出金の場合ですが、会員ステージによる特典がない限り無料にはならず、コンビニによって異なりますが216円~270円です。

例えば、セブン銀行ATMやイオン銀行ATMは216円で、ファミリーマートのイーネットATMやローソンATMは270円です。

一方入金する場合は、3万円以上ならどのATMでも手数料が無料ですが、3万円未満の場合は、出金と同額の手数料がかかります。

利用する度にかかる手数料のことを考えると、出入金を繰返し行うのがバカらしくなってきますよね。

この低金利の時代に、手数料は全く無駄なお金なので極力抑えたいのが人情です。

そこで威力を発揮するのが、楽天銀行とゆうちょ銀行とのコラボレーションなのです。

連携手続きが完了してさえいれば、入金は1円から無料ですし、出金は手数料103円で可能です。

こまめに入金したい人にとって、ゆうちょ銀行に行くことなく、小額の入金が何回でもできるので本当に便利です。

出金の手数料もコンビニATMの半額以下ですから、大変お得になります。

楽天銀行のデメリットをしっかりカバー

今後は利用可能範囲が拡大されるかもしれませんが、現在楽天銀行では川口市以外の水道料金は自動引落しができません。

また企業によっては、給与振込先の金融機関が限定されていて、楽天銀行では対応ができなかったりします。

そんな場合にはゆうちょ銀行を利用することで、公共料金の自動引落しや給与振込の対応が、かなり柔軟に行えるようになります。

ところで、楽天銀行に限った事ではありませんが、ネット銀行では各種手続きの相談やトラブル対応などは、「カスタマーセンター」で行います。

「カスタマーセンター」は、曜日や時間帯によってつながり難かったり、対応する人がその都度変わったりします。

それで不便や不安を感じない人は良いのですが、貯金をどうするかとか、資産形成・運用の相談や、年金受取の手続き相談などは、フェース・ツー・フェースの方が安心ではありませんか。

実体店舗があるゆうちょ銀行なら、対面で相談したり、定額貯金をすることも可能です。

なにより親身になって相談にのってもらえたり、貯金通帳があることが、ネット銀行と違って嬉しいと感じる人も少なくないでしょう。

そして実際に現金が必要になったら、楽天銀行から103円の手数料でゆうちょ銀行へ振込んでしまえば、夜間でも土日でも何回でも、手数料無料のゆうちょ銀行ATMで出金できます。

ゆうちょ銀行ATMなら店舗数が多く、日本全国辺鄙な町にも必ずあります。

楽天銀行とゆうちょ銀行のもっとお得な活用法

ゆうちょ銀行からの入金手数料無料を最大限活用すれば、更にお得な利用方法があります。

簡単な手続きで普通預金が超高金利

ネット銀行は実体店舗を持たないなど、合理化を徹底することで、経費を大幅に圧縮できるため、預金金利が高めに設定されています。

楽天銀行では普通預金の金利が年0.02%と高めの設定ですが、それをさらに5倍にする方法があるんです。

それは楽天証券との口座連携サービスで、「マネーブリッジ」と呼ばれています。

「マネーブリッジ」とは、楽天証券口座と楽天銀行口座を連携させることで、利用が可能となるサービスです。

楽天銀行口座を持っているなら、楽天証券口座を開設の上、「マネーブリッジ」を申し込むだけで、楽天銀行の普通預金の金利が年0.1%の超高金利になります。

これは大手銀行の100倍の金利です。

この時代に驚きの超高金利が、必ずしも楽天証券を利用しなくても、口座開設だけで適用されます。

これを資産運用に利用しない手はありませんよね。

手数料が無料なので、ゆうちょ銀行から手元資金をこまめに楽天銀行に入金すればよいだけです。

使い勝手が良い普通預金口座なので、いざという時には簡単に引き出せて安心です。

便利でお得な楽天JCBデビット

デビットカードは銀行口座が開設できれば発行されるカードで、クレジットカードのような審査はありません。

VISAやJCBの加盟店でキャッシュレスで決済でき、その際登録している銀行から即時決済されるため、使いすぎの心配がありません。

デビットカードの中でも、楽天銀行JCBデビットカードは、初期費用0円、年会費永年無料のとてもお得なカードです。

1枚のカードに、「楽天銀行キャッシュカード」および「JCBデビットカード」の機能を持たせています。

デビットカード利用金額100円につき1ポイントの楽天スーパーポイントが貯まるほか、楽天市場などの楽天グループでの利用すると、100円につき2ポイントと通常の2倍貯めることができます。

他のデビットカードの還元率は、0.2%~0.6%程度です。

楽天銀行JCBデビットカードの還元率1%~2%は、非常に高くてお得だといえます。

貯まった楽天スーパーポイントは、楽天銀行デビットカードの支払いに1ポイント1円として利用できます。

さて、デビットカードとしては最強の楽天銀行JCBデビットカードですが、利用するには口座に入金しなくてはなりません。

使う度に入金手数料を払っていたら、いくらお得で便利でも何にもなりません。

その点ゆうちょ銀行からの入金なら、いくらでも何度でも無料なので、安心してカードのメリットを享受できます。

ゆうちょ銀行限度額引き上げ

2007年の郵政民営化の当初より、ゆうちょ銀行の貯金限度額アップは検討されていましたが、民業を圧迫するとして長らく1000万円が上限でした。

2016年、利用者の利便性向上を目的に、ゆうちょ銀行の貯金限度額が1000万円から1300万円に引上げられました。

利用者1人当たり、通常貯金(銀行の普通預金にあたる)と定期性貯金の合計で1300万円です。

地方では身近な金融機関がゆうちょ銀行しかない地域もあり、そのため限度額を増やして使い勝手を良くしたのです。

限度額が1300万円にアップしてからわずか3年、2019年4月より更なる利便性改善を目的に限度額が倍増されます。

具体的には、通常貯金と定期性貯金に分離してそれぞれ限度額を1300万円とし、合計で2600万円まで預け入れが可能になります。

これによる影響は、金融機関が少ない地方に行くほど、資金がゆうちょ銀行に集まる可能性があります。

そうなれば、地銀の再編統合が一気に進むことも考えられます。

これからは地方こそ、ゆうちょ銀行とネット銀行のコラボレーションで、生活が便利になる可能性がありますね。

おさえておきたい注意点

楽天銀行とゆうちょ銀行は、一緒に使うと本当に便利でお得なことが分かってもらえましたでしょうか。

でも注意しなくてはならない点があります。

それは通常の送金と違って、お金の移動に時間がかかることです。

送金に時間がかかること

楽天銀行のホームページには、手数料無料の「ゆうちょ銀行本人名義口座からの入金サービス」は、ATM入金やゆうちょ銀行からの振込による入金とは別のサービスと明記されています。

そして、ゆうちょ銀行からの入金は即時に実行されないこと、入金日の指定ができないことも書かれています。

肝心の送金のスケジュールは、概ね次の通りとなりますので注意して下さい。

受付日が平日の場合、受付時刻による楽天銀行口座への入金日は、以下のスケジュールになります。

  • 0時~6時59分 :当日の17時30分以降に順次入金
  • 7時~13時59分 :当日の22時以降に順次入金
  • 14時~23時59分:翌営業日の17時30分以降に順次入金
  • また、受付日が土・日・祝日の場合は、翌営業日の17時30分以降に順次入金となります。

    この点をしっかり把握して、いざという時にあわてる事がないようにしましょう。

    急がば回れではありませんが、少し時間がかかることに目をつぶっても、楽天銀行とゆうちょ銀行を連携させるメリットはとても大きいので、是非活用してみて下さい。