
宝くじと一番結びつきが強い銀行はみずほ銀行です。
日頃からみずほ銀行を使っていて、しかも宝くじを買うことが多いという場合は知っているでしょう。
ここでは、宝くじとみずほ銀行の関係についてまとめていきます。
目次
宝くじはみずほ銀行で購入するのが便利!
宝くじは銀行でも買えますが、特にみずほ銀行で買うのが一番便利です。
この理由をまとめると下のようになります。
- 銀行の支店で買えるのはみずほ銀行だけ
- ネットで買えるのはみずほ銀行も入れて少数のみ
以下、これらのポイントを詳しく解説していきます。
支店で買えるのはみずほ銀行だけ
みずほ銀行の店舗の中には、宝くじの販売ブースが設置されている店舗もあります。
このような店舗があるのはみずほ銀行だけです。
もともと宝くじの業務を委託されている銀行がみずほ銀行だけなので、その延長としてブースがあるのもみずほ銀行だけとなっています。
もちろん、宝くじの販売ブースは日本の各地にあるので、別に銀行で買わなくてもいいという人もいるでしょう。
しかし、何かの用事をこなすついでに宝くじを買えると便利なものです。
銀行はメインバンクであれば誰でもひんぱんに足を運ぶでしょう。
みずほ銀行がメインバンクなら、日頃の振り込みや引き出しなどの用事のついでに宝くじを買いやすいといえます。
このような点で、みずほ銀行のように店舗で宝くじを買える銀行は便利です。
私のメインバンクは三菱UFJ銀行なのでこのメリットがないのが残念ですが、みずほ銀行ユーザーにとっては嬉しい仕組みでしょう。
なお、みずほ銀行は後述するように宝くじの当選金の引き渡しも担当しています。
この時、貰い方によって贈与税の発生などのルールが変わるのですが、詳しくは現実をご覧ください。
宝くじには税金がかかる?翌年に当選金を半分納税するって本当?
ネットで買えるのは、みずほ銀行を含め少数
みずほ銀行は、ネットバンキングサービスである「みずほダイレクト」を使ってネットで宝くじを買うこともできます。
インターネットで宝くじを購入できるのは、みずほ銀行も含めて少数です。
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- ジャパンネット銀行
- 楽天銀行
- 住信SBIネット銀行
みずほ銀行以外では、主に上記の5つの銀行がネットで宝くじを買えるようになっています。
簡単にいうと「メガバンクとネット銀行」が対応しているということです。
ネット銀行はもともとこのような業務と相性がいいのはわかるでしょう。
そして、メガバンクも資金力があるので参入しやすいというのは理解できるかと思います。
その他の銀行がこのようなサービスを提供できないのは、Webの仕組みを整備するのが大変なことと、資金力の問題でしょう。
2018年7月現在はまだWebで買えない宝くじもあります。
しかし、総務省の決定によって2018年10月からすべての宝くじがネットで買えるようになりました。
スマートフォンやタブレットでも簡単に買えるようになるということで、宝くじファンにとっては嬉しいことだと私も思います。
当選番号はみずほ銀行のサイトで確認する
宝くじの当選番号を管理しているのもみずほ銀行です。
そのため、他の銀行のATMで宝くじを購入した場合なども、みずほ銀行の公式サイトを見ることになります。
「ATMで宝くじを買う」というと不思議に思うかもしれません。
しかし、これはみずほ銀行だけでなく多くの銀行でできるのです。
メガバンクだと三菱UFJ銀行が対応しています。
また、地方銀行では北海道銀行や福岡銀行などもATMで宝くじを買うことが可能です。
このように購入できる宝くじの種類に制限はありますが、ATMで宝くじを販売している銀行は多いのです。
しかし、これらの銀行のATMで宝くじを買った場合でも、当選番号はみずほ銀行の公式サイトでチェックする必要があります。
この点でも、やはり宝くじの業務に関してはみずほ銀行が強いということを実感できるでしょう。
なぜ宝くじの販売はみずほ銀行が独占しているのか
宝くじはもともと戦時中に福札・勝札という名前で始まったものです。
最初は福札という名前で1944年に販売されましたが、翌年に勝札となりました。
翌年といっても終戦直前の1945年7月だったので、販売したものの抽選はせずに終わったという経緯です。
この時期には日本勧業銀行が中心となり、これらの宝くじを管理していました。
その日本勧業銀行が、後に富士銀行・日本興業銀行などと合併を繰り返して出来上がったのが、現在のみずほ銀行です。
このような歴史があって、そのままみずほ銀行が宝くじの販売業務を引き継いでいます。
これについては「利益の独占だ」という批判もあるのが実情です。
しかし、すぐに枝野幸男氏がそれを撤回し、宝くじは変わらずに継続しています。
宝くじ自体は自治体がほとんどの利益を持っていくので、みずほ銀行に入る手数料はわずかなものです。
しかし、批判があるのは「関連団体が天下り先になっているのでは」ということにあります。
また、みずほ銀行に入る手数料はわずかでも「自治体の財源」として配分されている金額の一部が宝くじの団体に入っている状態です。
そして、その金額が何に使われているのか不透明という点が批判されています。
これらの事実についてはダイヤモンド誌などの有力な経済誌も報じていることなので、ただの憶測ではありません。
何にしても、みずほ銀行とは別のところで、特に政府関連を中心に謎めいた部分があるのは確かです。
高額当選時はみずほ銀行に連絡して受け取る
みずほ銀行が管理しているのは宝くじの販売業務だけではありません。
宝くじが当選した人に対して当選金を渡すのもみずほ銀行の仕事です。
当選した場合は宝くじを持ってみずほ銀行の店舗に行きます。
そして、本物だと判定されたら1週間程度で銀行口座に当選金が振り込まれます。
かなり大きな金額なのであなたの銀行から税務署に連絡が行き、税務署がチェックに来ることもあるので注意が必要です。
この時「宝くじで当選した」ということを説明できるように、みずほ銀行からもらった書類はすべて保管しておきましょう。
当選金の受取りについては、みずほ銀行の口座がなくてもどの銀行口座でも振り込んでもらえるので安心です。
なお「みずほ銀行の支店で宝くじを買うと当たりやすい」ということは一切ありません。
みずほ銀行は当選金の振り込みなどの業務を担当していますが、宝くじを販売するのは全国に多数存在する業者です。
彼らも自社が儲からなくなったら宝くじ業務をやめてしまうでしょう。
販売してくれる業者がいなくなったら、困るのはみずほ銀行です。
そのため、みずほ銀行の支店以外でも平等に当たりが出るようにした方が良いといえます。
当たりが出た店舗は宝くじの購入者が多く並ぶようになるので、売上も伸びますからね。
そのようなチャンスを多くの業者に与えて、宝くじ業界自体を活性化させた方がみずほ銀行としては利益があるのです。
そのため、みずほ銀行の支店も含めて「特定の店舗ならよく当たる」ということはないと思って下さい。
一応、有名な売り場は銀座や新橋にありますが、これも当選確率が高いわけではありません。
単純に買う人の人数が多いから当たりが多く出ているだけだと私は考えます。
何はともあれ、みずほ銀行が宝くじ業務を手がけているからといって「みずほ銀行の店舗やオンラインで買うと当たりやすい」ということはないと思ってください。