
宝くじはほとんどの種類をネットで買えるようになっています。
あなたが宝くじの売り場に並ぶのが恥ずかしいと思っていた場合でも、インターネットで購入できるなら興味を持つでしょう。
この記事では、宝くじをネットで買う方法や買える種類などについて解説していきます。
目次
宝くじは2018年10月からほぼすべてネットで買える

以前は、ネットで買える宝くじはほとんどありませんでした。
しかし、2018年10月から一部を除いてほとんどの宝くじがネットで購入できるようになります。
宝くじは総務省が管理していて、各都道府県や政令指定都市の財源になっているものです。
しかし、その宝くじの売上が徐々に減少しているため、買いやすい仕組みを政府が整えた、という流れになっています。
ここでは、ネットで買える宝くじ、買えない宝くじの種類を見ていきましょう。
ジャンボ&数字系…買える
まず、宝くじで一番人気があるジャンボ宝くじは、ネットで買えるようになります。
また、ロト6やナンバーズなどの数字選択式宝くじも同様にネット購入可能です。
今回のルール変更で特に大きいのは「ジャンボ宝くじが買えるようになった」という点でしょう。
今まで、みずほ銀行や三菱UFJ銀行のATMでナンバーズやロト6などは買うことができました。
しかし、ジャンボ宝くじだけは買うことができなかったのです。
街中でよく見かけるチャンスセンターなどの売り場で買う必要があったのですね。
あるいはみずほ銀行の一部の支店にブースが設けられていることもありましたが、そうした店舗でなければジャンボ宝くじは買えませんでした。
しかし、2018年にネットで買えるようになったことで、宝くじを買う人はかなり増えると想像できます。
ネットで買えれば仕事が忙しいサラリーマンでも、わざわざ売り場に並ぶことなく、好きな時間に買えるでしょう。
総務省の発表によれば、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットでも簡単に買える仕組みにするということです。
宝くじの利用者は年齢層が高いので、ネットサービスをあまり使っていない人でも簡単に使えるよう、利便性も高くなるでしょう。
スポーツ系…買える
サッカーくじのtotoとBIG、競輪くじのチャリロトなどは、以前からネットで購入可能でした。
今回スムーズにすべての宝くじがネットで買えるようになったのも、これらのスポーツ宝くじの影響が大きいでしょう。
ジャンルは違いますが、宝くじをネットで売るノウハウについては全く同じだからです。
これらのスポーツくじで上手く行っていたため、総務省も安心してネット販売を解禁できたのだといえます。
スポーツ宝くじはこれまで問題なく運営されてきたので、他の宝くじも最初からスムーズに使えるでしょう。
スクラッチ・ビンゴ…買えない
2018年の改正後もネットで買うことができない宝くじは、スクラッチとビンゴ5です。
正確にはビンゴ5は2019年には対応するので、2019年からはスクラッチ以外すべて対象となります。
スクラッチがネットで買えないのは「くじを削る」という作業があるからです。
物理的なものなので、ネット販売はどうしてもできないということですね。
ただ、これも新しいタイプのスクラッチ宝くじを開発するなどして、対応できる可能性はあると私は考えます。
なお、スクラッチ宝くじが買える実店舗の売り場については、下の記事を参考にしてみてください。
宝くじの売り場は銀行にもある!ATMでもロト・ナンバーズが購入可能!
ネットで宝くじを買う場合、クレジットカードが便利

宝くじをネットで買う場合、クレジットカードを支払いに使えます。
ただ、クレジットカードについてはネット販売の宝くじでも非対応の種類があるので注意が必要です。
ネットで買えるものの、クレジットカードは使えないという宝くじは下記のようになります。
- ジャンボ宝くじ
- ロト6・ロト7
- ナンバーズ(NUMBERS3・NUMBERS4)
これらはもともとネットで買えなかったもので、クレジットカードについても規制がまだ厳しいままということですね。
一応、クレジットカードで買える宝くじは下のようになります。
- チャリロト
- toto
- BIG
これらは先程紹介した「スポーツ宝くじ」ですが、あなたが競輪やサッカーを好きであればよく知っているでしょう。
これらの宝くじはもともとネット販売をしていたこともあり、クレジットカードも最初から対応となっています。
このように歴史の違いがあるため、クレジットカードが使えるかどうかも異なるという状況です。
私が思うに、ネットで買えるようになってからしばらく経過すれば、年末ジャンボ・サマージャンボなどもクレジットカードで買えるようになるでしょう。
ユーザーが買いやすいようにネット販売に対応したわけですから、当然「クレジットカードで買えるようにしてほしい」というニーズにも応えるはずだからです。
なお、宝くじをクレジットカードで買う時は、対応している種類のクレカを使う必要があります。
簡単にいうとAMEX・Dinersは使えません。
AMEX・Dinersでも、たとえばセゾン・アメリカン・エキスプレス・カードなどは使えます。
これはアメックスカードであると同時に「セゾンカード」でもあるからです。
クレディセゾンのクレジットカードはすべて宝くじが買えるようになっています。
セゾンカードだけでなく、下の国内クレジット会社のものはすべて購入可能です。
- JCBカード
- 三井住友カード
- 楽天カード
- ライフカード
- エポスカード
- イオンカード
このように多数ありますが、要は「国内発行のクレジット会社のものはどれでもOK」と思って下さい。
ネット銀行の口座があると、宝くじが買いやすい

クレジットカードが使えない種類の宝くじでも、ネットバンキングの口座があると買いやすくなります。
ネット銀行の口座残高から引き落とすという方法で、クレジットカードのようにその場ですぐ買えるのです。
普通の銀行である三菱UFJ銀行などのオンラインバンキングとは違います。
オンラインバンキングは、確かにサービス自体はネット上で24時間使えるものです。
しかし、引き落としや振り込みが反映されるのは、平日の営業時間内のみとなっています。
そのため、土日・祝日や夜間などに宝くじを購入しようと思ってもできないのです。
その時間は振り込みや引き落としが反映されないわけですからね。
このような理由から、クレジットカード以外の方法で宝くじをネットで買いたいなら、ネット銀行の口座を作ることをおすすめします。
主だったネット銀行を一覧にすると下の通りです。
- 楽天銀行
- 住信SBIネット銀行
- イオン銀行
- ジャパンネット銀行
他にも多数ありますが、これらのネット銀行の口座を開いておくと、宝くじをさらに買いやすくなるでしょう。
個人的に特におすすめなのは楽天銀行です。
「宝くじ ネット」と検索すると、楽天銀行の宝くじ購入ページが上位で出てきます。
宝くじの公式サイトに混ざって楽天銀行が出てくるわけですから、いかにこの事業に力を入れているかわかるでしょう。
楽天銀行ではオリジナルのサービスである「データ分析購入」というものもあります。
これは数字選択式宝くじのロトで、過去に当選したナンバーを分析し、次に当選する確率が高い数字を出してくれるものです。
もちろん、それを買えば当たるとは限りませんが、少しでも当たる確率が上がるのは嬉しいでしょう。
ネットで宝くじを買いたい人で、まだネットバンクの口座を持っていない場合は、まず楽天銀行からチェックしてみるといいでしょう。