
宝くじの売り場というと、駅前や繁華街などにあるブースをイメージするでしょう。
確かにあれがメインですが、実は銀行の支店やATMでも宝くじを買えるようになっています。
この記事では、そうした金融機関の売り場も含めて、宝くじが買える場所を見ていきましょう。
目次
宝くじの売り場は、銀行の支店やATMにもある

宝くじの売り場は、5年ほど前から銀行にも多数登場しています。
通常のブースは銀行の支店にもありますし、ATMで買えるサービスもあるのです。
ATMで買えるというのは「ATMコーナーの中に宝くじのブースがある」という意味ではありません。
ATMの操作だけで宝くじが買えるということです。
つまり「宝くじを売り場で買うのは恥ずかしい」と思っている人でも、まったく恥ずかしがることなく宝くじを買えます。
以下、こうしたサービスを提供している銀行を紹介していきます。
みずほ銀行
宝くじの売り場として、一番すぐれている銀行はみずほ銀行です。
ジャンボ宝くじはみずほ銀行の支店の売り場で、その他のロト6・ナンバーズなどの宝くじは、ATMで販売しています。
三菱UFJ銀行もATMでの販売はしているのですが、店舗での販売はありません。
ジャンボ宝くじは業界のルールで「店舗でしか販売できない」ようになっています。
そのため、ジャンボ宝くじを銀行で買おうとしたら、大手ではみずほ銀行だけになるわけですね。
三井住友銀行については、店舗でもATMでも宝くじの販売サービス自体に対応していません。
みずほ銀行の公式サイトに行けば「宝くじブース設置店舗」という絞り込み項目で、対応店舗を調べることができます。
いくつかの都道府県で私が調べた結果、下のような数になりました。
- 東京都…176店舗
- 神奈川県…56店舗
- 大阪府…34店舗
- 埼玉県29店舗
- 千葉県…25店舗
見ての通り、3位に大阪府が入っている以外は、すべて首都圏です。
愛知県は8カ所、福岡県は5カ所しかありません。
これを見ると、みずほ銀行の店舗で宝くじ売り場が設置されているのは「ほぼ関東だけ」といえます。
そのため「銀行に宝くじの売り場がある」ということを知らない人が多いのも当然でしょう。
みずほ銀行自体使っていないという人も多いはずですからね。
私も三菱東京UFJ銀行がメインで、三井住友銀行・みずほ銀行の店舗を使うことはありません。
逆に、特に首都圏でみずほ銀行を使っている人だと、宝くじブースが設置されていることは知っているかと思います。
「ATM宝くじ取扱店舗」となると、みずほ銀行では非常に大量の店舗がヒットする状況です。
東京都は845店舗、神奈川県は255店舗、埼玉県は144店舗と「ほぼ全店舗・出張所ではないか」というくらいの勢いです。
他の都道府県についても、群馬県でも10カ所、茨城県でも10カ所などかなり増えます。
ATM宝くじでは、年末ジャンボ・サマージャンボなどは買えませんが、ロト6やナンバーズなどは買える仕組みです。
これらの宝くじでもいいという場合、みずほ銀行のATMで宝くじは買えると思ってください。
三菱UFJ銀行
三菱東京UFJ銀行はみずほ銀行と違い「店舗内のブース」はありません。
ブースがなければジャンボ宝くじは売れないため、三菱東京UFJ銀行ではジャンボを買うことはできないということです。
代わりに、ATMでの宝くじ購入はできるので、下の種類の宝くじはすべて買えます。
- ロト6
- ミニロト
- ナンバーズ3
- ナンバーズ4
これらについてはみずほ銀行のATMでも買えるので、宝くじに関しては三菱UFJ銀行よりみずほ銀行の方が有利といえます。
しかし、すでに三菱UFJ銀行をメインバンクで使っている場合、口座開設をする必要がないので三菱UFJ銀行が有利でしょう。
みずほ銀行の売り場にしても、三菱UFJ銀行にしても、これらのメガバンクのATMや店舗で宝くじが購入できるというのは、便利なことだと私は思います。
なお、宝くじはネットで買う方法もあり、こちらも便利です。
みずほ銀行のホームページからも買えますが、詳しくは下の記事を参考にしてみてください。
宝くじはネットでほぼ全種類買える!クレジットカードもOK!
地方銀行(スルガ銀行・北海道銀行など)
宝くじの売り場があるのは都市銀行だけではありません。
下のような地方銀行も宝くじの販売をしています。
- スルガ銀行
- 群馬銀行
- 広島銀行
- 北海道銀行
- 肥後銀行
- 福岡銀行
- 大垣共立銀行
これらの地方銀行は、三菱UFJ銀行と同じく「ATMでのロト・ナンバーズ4種類の発行」となっています。
ATMだけという条件はあるものの、それぞれの対象エリアに住んでいる場合は特に便利といえるでしょう。
宝くじ売り場のチャンスセンターとは?

宝くじの売り場を調べていると「○○チャンスセンター」という場所が多くヒットするでしょう。
「これは普通の売り場とは違うのか?」「違う種類の宝くじが買えるのか?」と思うかもしれません。
結論を書くと、チャンスセンターは普通の宝くじの売り場と同じです。
これは「株式会社埼玉商事」など、個別の企業が使っている名称になります。
埼玉商事は埼玉県全域で宝くじ売り場を経営している優良企業です。
同社が展開する宝くじ売り場は、ほぼすべて「チャンスセンター」という名称になっています。
チャンスセンターという名称を使っているのは、同社だけではありません。
他地域でも「チャンスセンター」という名前の宝くじ売り場は多くあります。
要は「売り場」と同じ意味だと思っていいでしょう。
宝くじが当たる売り場は?過去の当選実績が高い場所を紹介

「宝くじが当たる売り場」として全国的に知られている場所は多くあります。
主だった売り場を一覧にしていくと下記の通りです。
- 大通地下チャンスセンター(北海道)
- 西銀座チャンスセンター(東京都)
- 新橋駅烏森口宝くじラッキーセンター(東京都)
- 横浜ダイヤモンドチャンスセンター(神奈川)
他にも全国各地に多数ありますが、それぞれの実績を軽く紹介しましょう。
まず北海道札幌市の「大通り地下チャンスセンター」ですが、ここは特に2016年に話題になりました。
全国の売り場でもほとんど見られない「年末トリプル1等」が出たのです。
2016年だけではなく、累計での実績も高くなっています。
平成11年から1億円以上の当選者が39人出ており、累計の当選金額は74.5億円となっています。
約20年で74億円なので、1年あたり3.7億円がこの売り場から出ているということです。
過去の特に高額な当選例としては、2016年の年末ジャンボ1等で「8億5000万円」というものがあります。
宝くじは非課税なので、この8億5000万円はすべてこの当選者のものになったということです。
そう考えると、非常に夢がある話ですね。
続いて有名な「西銀座チャンスセンター」を紹介します。
ここは単体の売り場で公式サイトまで持っているほど、人気の売り場です。
近くに金運上昇のパワースポットがあるのですが、そこと合わせてこの売場をめぐるバスツアーまであります。
累計の当選金額も桁外れで、平成に入ってからでも768億円です。
輩出した億万長者の人数でいうと「486人」となります。
2016年の1年だけでみると「億万長者7人、合計金額19億円」です。
すべてにおいて桁違いの実績を持つ売り場と言えるでしょう。
私は昔東京駅の近くに住んでいたので、銀座のこの売場はよく見ていました。
特に有名な1番窓口に年末になると長蛇の列ができるのですが、これは銀座の風物詩の一つとなっているそうです。
私は東京に住んでいた1年、それを知らなかったので「何かすごい行列ができたな」と思っていただけでした。
しかし、毎年あれを見ていたら「確かに風物詩と感じるだろうな」というインパクトです。
西銀座と並んで東京で有名な売り場が「新橋駅烏森口宝くじラッキーセンター」といえます。
「チャンスセンター」ではなく「ラッキーセンター」という名称もやや個性的です。
ここの累計当選金額は大き過ぎてわからないのですが、おそらく200億円を超えていると言われます。
サラリーマンの聖地で、居酒屋・飲み屋が多く集まっていることを考えると、それもうなずけるでしょう。
多くの人が仕事帰りや酔った勢いで大量に買っているはずなので、売上も多いはずです。
横浜ダイヤモンドチャンスセンターは、2017年にドリームジャンボ宝くじの1等賞7億円が当たっています。
その他にも2017年のドリームジャンボだけで高額当選者を100人以上輩出しており、ここ数年で特に勢いのある売り場の一つです。
歴史も長く、1965年にオープンしてから毎年コンスタントに高額当せん者を出しています。
以上、ここで紹介した「宝くじが当たりやすい売り場」は、ごく一部のものです。
全国各地にさらに多数の「当たる売り場」があるので、ぜひ近所の売り場をチェックしてみて下さい。